浸透した流れ
日本でも大きく取り上げられたiPhone3Gですが、そこから更なる改良を重ねたiPhone3GSが2009年6月9日の"WWDC2009"にて発表されました。同年同月の26日に日本で発売が開始されると、これもまた大きな反響を持って迎えられたのです。
この迎えられ方はiPhone3Gのような「新しいもの」というよりは寧ろ、「画期的な携帯デバイス」という衝撃だったと言われています。処理性能が最大で2倍も高速化していたり、今では当たり前になっている、ビデオ撮影機能や音声コントロール・デジタルコンパス・アクセシビリティなどと言った機能が搭載されていたiPhoneは、今のスマートフォンの原型と言われることもあります。
また、iPhone3GSはMMSにも対応しているということも話題になりました。MMSとはMultimedia Messaging Serviceの略で、同じ携帯キャリアだけでなく他の携帯キャリアやパソコンEメールとも送受信が可能であるというメールサービスです。画像や動画などのデータを付けて送受信出来るため、iPhone3GSの機能性を最大限に発揮したコミュニケーションを行うことが出来ます。これによってiPhone3GSはガジェットマニアだけでなく若者の間にも浸透していくのです。